… 最初の穴の中央から泣き声が聞こえました。
骸骨(がいこつ)の形の中に一人のたましいがいて、「イエス様、あわれんでください!」と叫んでいるのが見えました。
「ああ、主よ!」と、私は言いました。それはひとりの女性の声でした。
私は彼女を見て、その火から彼女を引き出してあげたい、と思いました。彼女を見て、私は心が激しく痛みました。
イエス様に話しかけたのは骸骨の形をした女性で、内側はきたない灰色の霧でした。ショックを受けながらも私は彼女の言うことに耳を傾けていました。腐った肉の切れっぱしが彼女の骨にぶら下がっていて、それが焼けると穴の底にはがれ落ちました。彼女の目があったところは、今はただ空っぽの穴になっていました。髪の毛はありませんでした。
火は彼女の足元で小さな炎で始まり、上に達して彼女の体をおおうにつれて、大きくなりました。
炎がほんの燃えさしである時も、彼女は絶えず焼かれているように見えました。彼女の内側の奥深いところから、絶望の泣き声とうめき声が聞こえて来ました。
「主よ、主よ、私はここから出たいのです!」
彼女はイエス様のほうに手を伸ばしたままでした。私はイエス様を見ました。イエス様の顔に大きな悲しみが現われていました。
イエス様は私に言われました。
「我が子よ、あなたが私と一緒にここにいるのは、罪の結果が死となることと、地獄が現実にあることとを、世界に知らせるためなのです」
私がもう一度その女性を見ると、虫が何匹も、彼女の骸骨の骨から、うようよはい出ていました。それらの虫は火で焼かれてはいませんでした。イエス様は言われました。
「彼女はあれらの虫が中にいることを知っており、また感じています」
「神様、あわれんであげてください!」
私が叫んだ時、火はそのピークに達し、また火があたり一面に激しく燃え始めました。 激しい泣き声と深いすすり泣きとで、この女性のたましいの形が揺れ動きました。
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