NEW どれが本物の聖書なのか?紹介パンフ (PDF)   正統派聖書シリーズ  
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エウセビウス…異端のアリウス派の人物!

  異端者アリウスの友人であったエウセビウス
 325年、アリウス派の異端を押さえ込み、また決着を付けるべく、ニケア会議が招集されました。
 アリウスは、イエスは肉において来られた神ではないと信じていました。すなわち、イエスは一人の被造物にすぎないと信じていたのです。アリウスにとって、イエスは一人の人間以上の存在ではあっても、決して神ではなかったのです。
 初代教会の歴史を記した「偉大な歴史家」のエウセビウスも、アリウス派でした。すなわち、宗教心はあっても新しく生まれ変わってはいない一人の人間であり、また、アリウスの友人でもありました。
 コンスタンティヌスとエウセビウスは、この会議の正統派の主教たちから大きな圧力を受けて、主なるイエス・キリストの神性に関し、「より懐柔的な(なだめるような)見解」を取りました。つまり、彼らは、もはやアリウス派ではなくなりましたが、それを完全に否定しようともしなかったのです。
 しかし、イエス様に関してそうすることは、決してできません。人は、キリストの神性について、「懐柔的な見解」を取ることはできません。その人が本当にクリスチャンであるか否かについての根本的な問いは、「あなたにとって、イエス様はどういうお方か?」ということです。…
 アリウスは追放されましたが、二年後、コンスタンティヌスが彼の復帰を許可しました。
 アリウスと同じように、コンスタンティヌスとエウセビウスも、「イエス様と父なる神は本質的に一つである」という教えを遵守してはいませんでした。
 コンスタンティヌスはローマ帝国の皇帝であっただけでなく、実質的に、ローマ・カトリック教会の教皇でもありました。そのような者として、彼には、教会内のすべての主教や大主教たちを任命する義務と権威がありました。人間的な見地からすると、教会組織はローマ政府の権威の下に完全に入っていたのです。
 彼の息子であるコンスタンティヌス二世は、皇帝となった時にその権力を引き継ぎました。彼も、父親と同様に、アリウス派でした(彼の兄弟のコンスタンスは正統派でした)。また、彼によって任命されたすべての主教も、教理はアリウス派でした。その結果、それからの三百年間、ローマ・カトリック教会のどの主教もアリウス派でした。(注1)

コンスタンティンがエウセビウスに依頼して作らせた五十冊の「聖書」
 331年、コンスタンティンはエウセビウスに対し、五十冊の聖書を用意するよう指示しました。彼がコンスタンチノープルに建設を予定していた新たな教会に、それらの聖書を置くためでした。(注2) エウセビウスはそれを実行しました。
 問題は、エウセビウスがコンスタンティンのためにその五十冊の聖書(偽聖書)を用意する際、彼のガイドとして何を用いたかです。エウセビウスは、オリゲネスこそ最も偉大な人物だと考えていました。
 彼は
■オリゲネス(エジプト生まれの宗教的ギリシャ哲学者)作成の旧約聖書「ヘクサプラ」(245年)
 第一欄=ヘブル語聖書
 第五欄=オリゲネスによる改訂版「七十人訳聖書」・外典(アポクリファ)を含む
 ほかの三つの欄=エビオン派(異端)の人々によるギリシャ語訳
■オリゲネス作成の「新約聖書」=「改ざん版ギリシャ語聖書」
            ↓
■エウセビウス(異端のアリウス派)作成の50冊のベラム皮紙「聖書」(偽聖書)(331年)
 その現存する二つの写本=シナイ写本・バチカン写本
 

オリゲネスの手紙を800通収集し、彼(オリゲネス)のヘクサプラを用いたと述べています。こうして、エウセビウスは、パンフィルスの援助を受けつつ、旧約聖書のためにオリゲネスのヘクサプラの第五欄を選び(注3)、アポクリファ(ヘブル語の正典に含まれていない数々の書。第一、第二エスドラス書、トビト書、ユデト書、エステル記続編、ソロモンの知恵書、ベルと竜、第一、第二マカベア書、バルク書など)を付け加え、さらに、オリゲネスの編集した新約聖書を使って完成させました。
 これらの「聖書」(偽聖書)は、立派なベラム皮紙(上等の皮紙)で、ローマ政府の印も記されて、コンスタンティンのために用意されました。このベラム(動物の皮)は、とても上等なものであり、皮紙二枚を作るだけのために一匹のカモシカが使われるほどでした。このような事業のために十分な資金を持っていたのは、王室だけであったことでしょう。…
 …バチカン写本やシナイ写本とは何なのでしょうか?  これらは、エウセビウスが331年以降、コンスタンティンのために自らが監督して作った、あの最初の五十冊の「聖書」(偽聖書)の写本のうち、現存する二つの大文字写本です。(注4)
(詳細は→「どれが本物の聖書なのか?」) 
……………………………………………………………………………………………………………
(注1)E.H.Broadbent,"The Pilgrim Church",pp.21-22 
(注2)Eusebius,"Life of Constantine"
(注3)Ira M.Price,"The Ancestry of our English Bible",p.79 
(注4)D.O.Fuller,"Which Bible?", p.163


参考文献・用語解説・リンク…

「どれが本物の聖書なのか?」(F.N.ジョーンズ博士)の参考文献(Bibliography)(PDFファイル)
 → 参考文献

聖書の歴史の二つの流れ  オリゲネス  エウセビウス  ウェストコットとホート

聖書の信頼性の危機
(ウィルバー・N・ピッカリング博士)
スチュワートン聖書学校(イギリス)による正統派本文Textus Receptusの擁護・現代版聖書の欠陥等についての詳しい解説
 → Bible Versions
アメリカ長老教会(American Presbyterian Church)による正統派本文Textus Receptus支持についての説明。
 
→  The Biblical Text
 (注)本書の第十二章の「プリンストン神学校」と関わりのあるPresbyterian Church (U.S.A.)とは別の教団です。




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改ざん聖書の改ざん箇所(F・N・ジョーンズ博士著)をお読みください。

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